4年ほど前のイデコと保険料の所得税控除申告漏れを発見。払いすぎた税金は返してもらわないと、と思い立ち確定申告に挑みました。過去5年に遡り、確定申告を行うことができます。給与所得者は、会社が申告して、源泉徴収されるので、確定申告には馴染みがないと思います。今回、初めて確定申告やってみましたが、苦労したので、簡単に手続きをまとめます。
インターネットからいろいろな情報を入手できるので、不要かもしれませんが、ネットの情報は誤った記載が散見されます。やはり、信頼できるのは、国税庁。この所得税の手引き(正式名称「所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き」)は、国税庁HPで閲覧可能ですが、電卓とそろばんを使って、書き込みながら計算するには、紙のものがやりやすいです。所得税は簡単に計算できるものではありません。そのため、手引きの順番に従って計算することをオススメします。
所得控除漏れがあった書類、たとえば、保険料払込証明書等を集めます。さるブログは、イデコ控除と生命保険料控除の漏れがあったので、再発行してもらいました。控除を受けるためには、所得税の申告書第一表の区分に従い、漏れのあった区分の控除証明書はすべて集める必要があります。例えば、生命保険料控除であれば、生命保険、医療保険、介護保険など、すべての証明書が必要です。会社の年末調整のときに提出した○○生命、とか、××共済など、提出済みの書類も含めてすべて集めます。
国税庁のホームページに記載のある確定申告書作成コーナーを利用し、各申告書を作成します。ここで注意したいのが、給与所得者は、○○年の確定申告書を作成する画面から進めることです。給与所得者の所得税の還付は、「更生の請求」と思いがちですが、違います。給与所得者は、会社が代わりに年末調整のうえ、源泉徴収しますので、確定申告はしていない取り扱いとなります。源泉徴収票に記載されたものとかき集めた保険料払込証明書等を各項目に入力します。さらに、配偶者控除、扶養控除、基礎控除などを入力していきます。分からない点は、所得税の手引きを活用しましょう。
マイナンバーカードをカードリーダーで読み込み作成した書類を電子送付します。e-Tax利用環境がない場合は郵送で申請しましょう。マイナーポータルと連携していない数年前のe-Tax申請は、その算定基礎となる保険料払込証明書等を管轄税務署に郵送する必要があります。その際、税務署への送付書が自動印刷されるので、何を送付するか、記載して郵送します。
申請から数週間後に指定した口座に過払い金が払い込まれます。
あとがき
さるブログは、e-Taxで申請したのですが、間違いが多く、税務署の方が訂正した書類を郵送してくれました。親切に応対いただいた税務署の方に感謝感激雨あられ。結局のところ、郵送で申請することになったのですが、e-Taxという電子申請とは、何なのか、疑問です。