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ママチャリレストア作業工程

レストア作業にかかった時間100時間。以下その全貌です。
作業に使うものは大抵ダイソーでそろいます。
ダイソーで入手可能なもの→モンキーレンチ、プラスドライバー、六角レンチ、ワイヤーブラシ、万能オイルなど。
その他いるもの→ステンレスたわし、キッチンスポンジ、マジックリン、ぼろタオル、塗装用具など。
あると便利なもの→ラチェットレンチ(トルクレンチの方がいいかも)

いらないパーツを取り外す

before

after

とりあえず、いらないものを徹底的に取外します。今回取り外したものは、前カゴ、ブレーキレバー、グリップ、ベル、チェーンカバー、ディレイラーガードです。特に前カゴ、チェーンカバー、ディレイラーガードは、さびさびでレストアしようがないですし、実用性もない(と思う。)ので、取り外します。

ばらす

あとで組み立て方がわかるようにいろいろな角度から写真を撮っておきます。それから、モンキーレンチ、プラスドライバー、六角レンチなどを使ってあらゆるねじを外します。どうしても外れない、固着してビクともしない、回らないねじは556を吹きかけて、浮いてきたさびを削り落とす、また556・・・という感じで繰り返すといずれねじが回ります。そして、ブレーキ、シフトレバー、グリップ、ワイヤー、サドルシートポストなど各パーツを分解します。駆動部周りは専用工具がないと外れないので、今回はやめておきます。

さび落とし

ダイソーの万能オイルをかけながらワイヤーブラシやステンレスたわしでひたすらさびを削り落とします。オイルがないと金属部を痛めます。一番苦労したのがスポーク磨き。片輪36本×前後2輪=72本!これがねぇ、やってもやっても終わらないのですよ。

↓スポークが磨きにくいので足と車のタイヤで固定しているところ。

さび止め

鉄はさび止めしないと一瞬でさびます。今回は、透明なアクリルクリア塗装することにしました。まず、下地の油分をシリコンオフで脱脂します。その後、クリア塗装します。塗料の説明書には、はけ返しするな、とか、二度塗りするな、とかいろいろ書いてますが、どうせ透明なんだからそんなの関係ない、って感じて厚塗りします。

タイヤチューブ交換

タイヤの規格を確認(タイヤに記載されてます。)して、チューブを取り寄せた後、前後のタイヤチューブを交換します。まず、タイヤの空気を抜いて、タイヤレバーを使ってホイールからチューブとタイヤを外し、新しいチューブに交換します。
ホイールからタイヤを取り外すのも一苦労でしたが、取り付けの方が、はるかに難しかったです。

ステッカーはがし

これは別にしなくてもいいんですが、格好悪かったので、やりました。すべてのステッカーをはがします。これが、かなり苦労した点で、556を吹きかけてベタベタが浮いてきたらヘラで剥がし、また556を吹きかけてという流れを繰り返します。この時点でだいぶ嫌気がさしました。

傷補修

Before

After

ボディについた傷を補修します。今回使用したのは車用のコンパウンドとタッチアップペンです。小さな傷は大抵コンパウンドで磨けば消えます。
コンパウンドでは消せない傷はタッチアップペンを使います。まず、ペンで塗料を塗る前に、錆びを落とし、脱脂して下地処理(「ケレン」といいます。)します。その後、ボディに近い色のタッチアップペンで塗料を塗ります。

組み立て

①で撮影した写真のとおりに組み立てて完成。